【完】甘い恋愛授業



思えば、科学室で同じくゆきの唇を触った時も、同じめまいがした。


なんだよ、これ。

科学室の時より、激しい……。


「……我慢してろよ」

「え?」


突然囁かれた言葉に、ゆきは疑問の声を漏らす。

そんなゆきを、俺はギュッと抱きしめた。


そしてゆきの制服のボタンを“プチン”と、一つ外した。


……なに、やってんだよ俺。


そう思うけど、何故かゆきの制服のボタンを外す手は止められない。


口が、手が、瞳が、言うことをきかない。

でも……



―――…あ。



ゆきがギュッと目をつぶっているのを見て、俺の頭がスッと冷えた。



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