【完】甘い恋愛授業
だから、なに……してんだよ俺。
「……大丈夫だから」
体を固まらせているゆきの耳元で囁き、俺はソッとゆきから体を離した。
そしてさっきの女の子たちが周りにいないことを確認し、
「もう女の子たちは行ったし、何もしないから」と言って、俺は自分が外したゆきの制服のボタンを閉めた。
そんな俺にゆきは、
「私をあの女の子たちから隠すために、あんな態勢にしたんだよね?
じゃあ、ボタンまで外す必要はないと思うんだけど…」
――――カアアッ!
図星をつかれ、自分の顔が真っ赤になるのが分かる。
そんな俺を、ゆきは不思議そうな顔で見つめる。
どうしようどうしよう。
な、なんとか誤魔化さないと…!
「いや、だから…雰囲気?」
俺はポツリとそう言うと、ゆきからそそくさと離れた。