借金とりとおにごっこ!?


「そういえば.........」


確か、お母さんも、お父さんも
皆で一緒に暮らしてた頃
ここに、『桜の海』に来たんだ

そして、前は............


「私、昔この近くに住んでたかも。
そこ行きたい!住んでた家に...」

「かもって........
場所とかわかんのかよ」

「ううん」

「警察いくぞ」

「っえ!?」



警察って..............

いや、夕矢は確かに冷たいし、俺様だけど
いい人ではあるって信じてたのに


犯罪まで犯しちゃう人だったの?
万引きぐらいの罪だよね!?

ま、まさか殺人!?!?



ってか、いつの間にそんなことを.....?




「警察に聞きゃあ場所わかるだろ」

「あ、そっか!!
夕矢天才、あったまい~」

「お前、俺が犯罪犯したとか
勝手な妄想してたんじゃねぇよな」

「ま、まさかっ!!
そんな、夕矢が人を殺して
犯人が自分だってばれそうになったから
刑を軽くするため自主しよう!
ってことで「警察いこう」って
言い出しただなんてこれっぽっちも
思ってないからね」

「お前、嘘つくの下手だろ」



まぁ、確かに得意ではないけど........

ってか、得意な人なんているのかな?



「もういい。
さっさと行くぞ」

「あ、うん!」


ちょっと小走りになって
夕矢を追いかけた


そーいえば、警察署の場所
知ってるのかな??




 


 



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