借金とりとおにごっこ!?
ー緋那ー
なんなのだろう、この紙は.....
朝、教室に入ると
一番に駆け寄ってくる未影の姿はなく、
かわりに不気味な紙切れが
私の机に置かれていた
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屋上に来て下さい。
大事な話しがあるの。
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告白の呼び出し?
いや、完璧女子の字だし.....
またあのハデハデ女?
いや、下さいとかは絶対書かない.....
まさか未影!?
いや、それなら名前書くよね?
とりあえず無視だ、うん!
でも大事な話しがあるって言ってるし
「おっはよ、緋那!
ところで未影は?
めずらしくお寝坊さんかな??」
「み、雅~!」
「な、なななな、なんじゃ!?」
あたしが急に泣き出すもんだから
雅が動揺してあたふたしている
正直すごく心細かった
もうどうしていいのかわかんなくて、
今は雅の存在がすごくありがたい
雅が居るって分かったら、
安心して、嬉しくて、
思わず涙がこぼれ落ちた
「あのね、これ、どう思う?」
「これ.....?」
あたしが雅にズイッとだした紙を
雅が覗き込んで見る