借金とりとおにごっこ!?

「私はこれでも学年トップの
成績なんだけどなぁ~。
......あっ!!!」

「なに!?」

「う゛っ!
ご、ごめんなさ~い!!
ノート、通り過ぎちゃいましたぁぁぁ」

「はぁ.....
さっき文房具や通り過ぎたから
もしかしてと思ってたけど......
あんたって、ほんと馬鹿ね」

「まぁ、運動したってことで!
さぁ~、戻りましょー!!」


やっちまったな、私。。。

今ぜったい私の株下がったな↓↓


「ねぇ、あんたはさ
なんであたしなんかと話したいの?」

「っへ!?」


私がしんみりモードになっていると
奈月さんが淡々とした声で言った

奈月さんは
ムスっとした表情でもなく、
悲しそうな表情でもなく、
真剣な表情をしていた


その目は私の中を見透かしてるみたいに
一点の曇りもなく、私を見つめた



「理由はないよ。
まぁ、あえていうなら
命あるものは、いつ死んじゃうか
わかんないでしょ?
だから、今を思いっきり楽しまないと
後悔すると思うんだ。
私は、もう後悔したくないから、
自分の気持ちに正直に答えたの。
ただ、それだけ」

「...あんた、やっぱ変わってるよ。
名前、なに?」

「私の名前は"日坂未影"
みぃ~ってよんでもいいよ」

「....未影って呼ぶことにする」

「みぃ~って呼んでもいいんだよ?
ほら、遠慮せずにぃ~~~」

「....未影、ここだよね?文房具」

「あ、うん、そうそう!!
やっとついたぁぁぁあ!!!」



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