ラスト
その笑顔が…辛い…

涙が溢れた。

「いつも不安にさせてゴメンね。」

正弥さんが謝る事じゃないのに…

私が、正弥さんを裏切ったから…

本当の事…言わなきゃいけない…

でも、

こんなに喜んでる正弥さんに言えない…
「早く、皆に知らせなきゃね♪お義父さん達も喜んでくれるよ。」

正弥さんの優しいその言葉が心に突き刺さる…

私はうなずく事しか出来なかった。



それ以来、彼から連絡は無かった。


私自身…忘れてしまいたかった。
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