紳士的なLady
「先輩たち……!」
そこまで驚いて無さそうな表情を浮かべながらも、くるりとそちらの方へ目を向ける満原。
「もう剣くんと会えなくなるなんて淋しいー!!」
10人は居るんじゃないのか。
彼女たちが満原を囲んで、キャアキャアと叫んでいる。
五月蝿い。
「淋しいですね」
にっこりと笑う満原。
そこ、笑うところじゃないだろ。
そう思いつつも、両手にあるパイプ椅子を見つめる。
「でも」
また満原の声がした。
「泣くと、寂しくなっちゃうんで。…また会えますよ、先輩」
……こいつ、すげー事言えるな。