紳士的なLady



「え!!剣生徒会長になるの?!すっごーい!!」

「なる訳無いじゃん、そんなのに」



この手紙を出した奴はどれほど馬鹿なんだろうか。

そっちの方が気になるんだけど。



「えーならないのー?面白そうじゃん。やってみなよ、剣」

「絶対嫌だ」

「何で?」



理由は色々あるのだ。

部活に行けなくなるし、生徒全員の前で挨拶するなんて、絶対にしたくない。



それともう1つ。



「生徒会長とか、私にそんな偉いものになるの苦手だから」




まあ、私の中学校の生徒会長が、全員気に喰わない奴らばかりだったからって言うのもあるけど。




「とにかく。私はそんなものになりません」




そう言って私は、プリントを綺麗に折りたたんで、ゴミ箱の中へと入れた。


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