紳士的なLady




………。


――?








俺、今何してるんだ?



目を開けてみると、視界が水色で、端にはオレンジに近い空が広がっている。




そんな事はどうでもいい。



何で俺はここに居るんだ?




さっきまで廊下に居たような気がするのに。



何で屋上で寝てるんだ?




悶々と考える俺の上から、突然声が降ってきた。




「起きたの?」






それは満原ではなくて、





いつもと同じように笑っている早川だった。


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