純粋☆2
次の日の夜。


正人達と集まった居酒屋に足を運んだ。


先に光恵が来ている。


「秋吉お疲れ~」


のみながら言っている。



「あれ?他のメンツは?」



「えっ?誘ってないよー」


「そうなんだ」



誘ってないって事は俺と二人きりなんだね…


すると電話がなる…


夢芽じゃん
でなきゃな~


「もしもーし夢芽が電話してきた」


俺は明るく笑顔で言った


「うん~早く会いたいなとか思ってさ…仕事終わった?」



「終わったよー」



楽しく話す。


その後ろから光恵が話しかける。


「だれー?彼女ー?」



「うん…」


かなりの罪悪感にかられた


「誰かと一緒にいるの…?」


夢芽が泣きそうな声で聞いてくる…
たぶん涙を流しているんだろ…



「うん…いるよ…ともだちだからさ…」


「そっか…電話ごめんね…」



そう言って夢芽は切った。


「みつ…俺は帰るわ」


「どうせ彼女の所に行くんでしょ?」


「そうだったらなんだよ」



頑張って平常心を保ちながらみつと話す


「あのさ…正直に言うね…あたし秋吉の事好きなんだよ…高校生の時から…でも告白する隙ないし…学生時代から彼女できちゃうし…今もだし…とりあえず…気持ち伝えたかったから伝えた」



みつからの本音を聞いてびっくりした
俺の事見てたなんて…


「みつ…気持ちは嬉しいよ…言葉にしないと気持ちなんて伝わっていかないからな…この事をいつも生徒に言ってるよ…でもその気持ち受け取る事はできない…今の彼女は結婚前提に付き合っていて両家両親公認なんだ…本当にごめんな…」


俺は今思ってることを全部伝えた
これでいいのかな?って思う



「わかった…彼女の所に行って来て今日はあたしのおごりだから!今度はみんなでのみした時にあたしの分だけおごって」



「よーしその話しにのった」


俺はそう言うと…
夢芽の家に向かった
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