放課後恋愛

「で、アンタの名前は?」

あぁ…今度は名前ね…。
そりゃあ、私の名前なんて知ってるわけないよね。


クラスが同じことを知ってただけでも、ちょっと凄いと思ったぐらいだし…。


「別にいいよ、知らなくても。」


視線をフイッとテキストに映して、途中にしていた課題をやり始めようとペンを手に持った。


ここで九条君に教えたところで、あまり意味ない気もするし…


知らないままでも、何も不自由はしないでしょ…。



< 21 / 425 >

この作品をシェア

pagetop