放課後恋愛

携帯電話を持つ手も少し震え始めてしまった。


『お昼、もう食べた?』


「えっ!?う…うん、さっき食べたところ。」


『そっか!俺もさっき図書館から帰って来て、食べ終わったばかりだよ。暑かったからコンビニで冷やし中華買ってさ。』


「そ、そうなの?私たちも冷やし中華だったよ。偶然だね…。」


ど、どうしよう…。
このままじゃ、会話が長引きそう…。


顔だけじゃなくて、耳も、携帯電話を持つ手も熱くなってきたし、早く話を終わらせたいけど…


無理やり切り上げるのも気が引ける…。


そう思っていると、すぐ後ろから微かに物音が聞こえた。



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