生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。



「昔から俺に懐いて離れなかった大事な妹みたいな存在を、だらしない男の手に渡らせたくなかった。親みたいだよな、俺」



「瑞兄…」



「だから“恋愛禁止”という校則を作って、誰も未愛に近付けさせないようにした」




「結果的に、俺の欲望を優先した事により、他の生徒を巻き込むカタチになったのは、反省しないといけないけどな」と言い残し、瑞兄は笑っている。


瑞兄は、昔からあたしの事を“妹”として見ており、自分の事を“兄”だと思っていた。


その事が浮き彫りになる事により、何故かあたしの心のモヤモヤは晴れていく。




「だから未愛。もう俺から離れていいんだぞ?お前は俺よりも、大切なヤツを見付けたんだろ?」



「え…?瑞兄、何言って―――」



「誤魔化さなくていい。自分の気持ち、まさか無い事にしようとしているんじゃないんだろうな?

―――春流の事、実は好きなんだろ?」




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