イジワルな先生

5.本当の気持ち

結局その日は1日中、モヤモヤした気持ちのまま過ごした。


うえ〜ん(泣)
何か分かんないけど、心がすっごく苦しいよ〜(T-T)


モヤモヤしすぎて、もう訳分かんないんだ…。
工藤のことなんて大っ嫌いだし、工藤が他の女子たちに囲まれていようが私には関係ないんだ。


なのに…なのにーっ!!!!
何でこんな気持ちになるんだ?
なんか涙出てきたかも…。


1人頭を抱えている私に、由利が優しく声をかけてくれた。


「真凛…?真凛ってさぁ、工藤先生のこと好きでしょ?」


突然の親友の言葉に、思わず固まった。


そうなのかな…?
いやいや!あの工藤だよ?
ありえないし!!


でも…工藤のこと考えると心がギューてなるのは何故?
頭から工藤が離れないのは?


………。


「やっぱ好きなんじゃん!!自分の気持ちに嘘ついちゃダメだよ?素直になりなよ。」


優しい由利の言葉に、今度は涙が出てきた。


やっぱ私、好き…なんだ。
こんな気持ち、初めてだもん。
うん、正直になろう。


いつの間にか、モヤモヤしていた私の気持ちは確信に変わっていた。


「私…工藤が…好き…。」


その言葉を口にした途端、心がすっと軽くなった気がした。
由利は優しく笑って一言。


「やっと素直になったかー!真凛もとうとう、禁断の恋しちゃったね〜♪」


禁断の恋!?
由利に言われて、初めて気がついたけど…これって禁断!?


おいおい!!
確かにそうじゃんね?
工藤は教師(しかも担任)で、私は生徒なわけでー…。


「でも、相手が先生だからって遠慮することないんだよ?好きになっちゃったもんは仕方ないんだから、ドンといけー!」


由利は笑顔でそう言ったけど、私の心は不安でいっぱいだ。


でもね、由利。
私、決めたよ。
私は工藤が好き。
だから、工藤が先生とか関係なく、ドンといくよ。
ありがとね、由利…。
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