イジワルな先生
家を出たのはいいけど、どこに行こう…?
ほんと私って計画性0だな。



しばらく暗い夜の道を歩いていると、いつの間にか知らない道に出ていた。


「あれ…!?」



自分の町で迷子なんてありえないんですけど!!泣


完全に迷子な私。
周りに家はあるものの、街灯もなく暗〜い道をトボトボ歩く。



ヒタ、ヒタ、ヒタ…



ふいに、後ろに誰かがいるのを感じた。
急に怖くなった。


まさか、変質者…?
怖い人…?



「ふぇ…」


あまりの恐怖に、またしても涙が出てきた。
なんで、気晴らしに出かけようなんて思ったんだろ〜(泣)



『キャッ…!!』



突然、後ろから腕を掴まれた。
叫び声を上げようとしたけど、口をおさえられて声が出ない。


もう終わりだ…。


そう確信し、抵抗を止めたそのとき、誰かの声がした。



「真凛!?」
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