イジワルな先生
それは、懐かしい声。
私の大好きな声だった。



「せん…せい?」



工藤先生だ。
私の大好きな人。



「お前…!こんなとこで何してんだよ!1人か?」



信じられなかった。
何で先生がここにいるの?


急に恥ずかしくなってきた。
だって、今日の夕方に私は泣いたまま逃げちゃったんだもん!



「先生…何で?何でいるの?」



そう聞いたら、先生はふわりと笑った。


「俺の家、すぐ近くなんだよ。たまたまコンビニ行った帰り。お前こそ、何してんの?」



先生の家がすぐ近く!?
信じられない…
私の家の近くなんじゃん…



先生の顔を見たら、安心したのか急に涙が出てきた。


「ふぇっ、せんせぇ〜」



私はしばらく、先生の胸で泣き続けた。
先生はその間、黙って私の頭を撫でてくれた。
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