年上彼女

「それで、お前、
その彼女の、ニセの彼氏に
なるのか?」


俺の部屋で
母さんが持ってきた
1組のふとんを
床に敷きながら、
青山が俺に聞いてきた


「あぁ、まぁ…な…」


ベッドに胡坐をかき、
青山の手伝いなどせずに
答えた


「まぁ、
って、お前…」


タオルケットを持つ
青山の手が止まった


「お前、ホントは、
彼女のコト…
好きなんだろ…?」


えっ?!
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