地味子な私と、人気者の彼

「いいよ、はい」


 汰一君のお弁当箱に、自分の卵焼きを一切れ置いてあげると、彼はすっごく嬉しそうに笑った。


「さんきゅ!! お返し!! 甘すぎる卵焼きプレゼント」


「ありがとう。甘いの嫌いなの?」


「いやー、飽きただけ――むぐむぐ――ウマッ!」


「ほ、ほんとに?」


「ん? ほんと」

< 231 / 258 >

この作品をシェア

pagetop