愛乗りシンドバッド
と、ハルは何を思ったか
猿の剣を払ったついでに
『シャムシール』の峰を
素早く俺のアゴの下にやり、
持ち上げ、
無理やり人を立たせやがって、
さらにサーカスの曲芸みたいに
剣を回して柄のほうを
手によこしてきた。
……なにこれ?
戸惑うもつかの間、
グイッと刃を引っ張り
俺の手の上に
自分の手を重ねると、
続いてそのまま
『シャムシール』を
縦に横に華麗に操って
猿を切っていく。
まるで書道の師範代が
半紙の上での筆の滑らし方を
教えるかのように。
一匹――、二匹――、
三匹切って回転――、
四匹――。
無性に襲いかかってくる
猿たちをヒラリとかわし、
聖なる剣で敵を向かいうつ。
言葉に表すのは簡単であるが
ハルが左足を前に出せば
右後方にいる猿に
重たい刃を落とし、
ハルが体を当ててくれば
頬のわずか横を
猿の剣が貫いてくるのだ。
気を抜いたらヤられる。
猿の剣を払ったついでに
『シャムシール』の峰を
素早く俺のアゴの下にやり、
持ち上げ、
無理やり人を立たせやがって、
さらにサーカスの曲芸みたいに
剣を回して柄のほうを
手によこしてきた。
……なにこれ?
戸惑うもつかの間、
グイッと刃を引っ張り
俺の手の上に
自分の手を重ねると、
続いてそのまま
『シャムシール』を
縦に横に華麗に操って
猿を切っていく。
まるで書道の師範代が
半紙の上での筆の滑らし方を
教えるかのように。
一匹――、二匹――、
三匹切って回転――、
四匹――。
無性に襲いかかってくる
猿たちをヒラリとかわし、
聖なる剣で敵を向かいうつ。
言葉に表すのは簡単であるが
ハルが左足を前に出せば
右後方にいる猿に
重たい刃を落とし、
ハルが体を当ててくれば
頬のわずか横を
猿の剣が貫いてくるのだ。
気を抜いたらヤられる。