愛乗りシンドバッド
いけるぜ!

海の家のガタイのいい
真っ黒チャラ男はガン無視。

なぜなら俺は
浜辺の多種多様な
女の子の視線に乗って
帆をかたむける
シンドバッドなのだ。

俺は浮かれていた。

海に来れば
そりゃ多少なりは
テンション高くなるかも
しれないが、
実は飛び跳ねたい衝動を
抑えつけるのに必死なくらい
ずっと俺は心が弾んでいた。

ジョーカーだ。

間違いなく俺は
ジョーカーを引いてるんだ!

ハルの奴は星の航海術なんて
呼んでいたが、
そのまぎれもない力は
確かに今までの
俺の人生とは違う、
俺の新たな人生航路を
まばゆく照らしていた。

俺にはそれが
何でもありの
ジョーカーのように思えて
仕方なかった。
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