文系男子。

「…何か、質問等御座いますか」

スゥイーノが艶っぽい笑みを見せ、微笑んだ。
そう言えばこいつはマスクしてないな…

俺らの目的は、こんなことじゃない。
マソオの連れがいるか、否か。
様子を見にきただけだった。

「いや、」

松葉が首を振った。
そうですか、と返して、スゥイーノが立ち上がる。
俺も倣って立ち上がった。

「また何かありましたら、ご連絡を」

一礼して、スゥイーノが部屋を出た。
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