文系男子。


[真朱]

あたしと竹之内はジリジリとフェンスの方に追い詰められていた。


もう、こんなで死ぬのかなーーーー


人混みの中から、男が出て来た。
確か、四方田?

「…こそこそ逃げ回るなよ」

君らは此処で終わり、かな?

「くっそ…!」

竹之内があたしの手を握る。

幾つもの銃口があたし達に噛み付こうと、こっちを向いている。

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