最後の天使
「俺、ほんとだから。お前のこと天使だと思ったよ」
口の中に
たくさんパスタを詰めた俺は
必死でそう訴えた。
「もう…汚いよー」
美紀は照れながらなのか
俺の口をふく。
もう12時。
美紀はそんな遅くまで
俺に料理を作って待ってくれていた。
「あのとき出会ったのは運命だったんだって」
「そうだね、あたしもそう思うよ」
俺の子供っぽい話に
美紀は笑顔でそういった。
俺の食べ終わった食器などを
持って、
台所にたった。
俺の部屋は
1LDKのトイレ風呂付。
狭いから
美紀との距離はそんなになかった。
「ゴホゴホゴホッ」
泡の付いた手で
苦しそうに席をする美紀を俺は後ろから抱き締めた。
「美紀、大丈夫?」
「うん…ちょっと風邪引いてるだけ」
そういえば美紀の体が
変に温かい。