籠の鳥
まだらは落ち込まず、俺を真っ直ぐに見た。
「もしざくやが受け取らないというなら、僕は丸腰状態ですし、この剣を持っていていいですか?」
それを聞いて俺達は即座に反対した。
「いやいやっ、まだらはそんなもの持たなくったって大丈夫だよっ!」
「そうだ!お前には危ないし、何よりさや達がお前を守るさ!!」
「オジサンに任せなさい?」
「それに子供には戦えないさ?」
「剣、お持ちしましょうか?」
「「「お前はやめろ!!!」」」
フウの言い出しには俺とやつはとさやで全力で却下した。
「ここはやっぱり何も持ってないざくやが優先だろ?新しく買ってからまた考えればいい。さやはざくや以外背中に乗せる気はないからな」
「ってことで、はい♪」
まだらは俺に剣を差し出した。
「さやは相棒でしょう?そのさやが言ってるんですから絶対ですよ」
俺は嫌な顔をしながらも、まだらとさやの顔を見て渋々受け取った。
「いらなくなったら投げてもいいので」
「あ、いや………」
笑って話すまだらを皆が越して歩いていく。
俺はまだらの頭を乱暴に撫でて手を引っ張った。
「ありがとな」
フードを慌てて直すまだらは、静かに笑った。
「もしざくやが受け取らないというなら、僕は丸腰状態ですし、この剣を持っていていいですか?」
それを聞いて俺達は即座に反対した。
「いやいやっ、まだらはそんなもの持たなくったって大丈夫だよっ!」
「そうだ!お前には危ないし、何よりさや達がお前を守るさ!!」
「オジサンに任せなさい?」
「それに子供には戦えないさ?」
「剣、お持ちしましょうか?」
「「「お前はやめろ!!!」」」
フウの言い出しには俺とやつはとさやで全力で却下した。
「ここはやっぱり何も持ってないざくやが優先だろ?新しく買ってからまた考えればいい。さやはざくや以外背中に乗せる気はないからな」
「ってことで、はい♪」
まだらは俺に剣を差し出した。
「さやは相棒でしょう?そのさやが言ってるんですから絶対ですよ」
俺は嫌な顔をしながらも、まだらとさやの顔を見て渋々受け取った。
「いらなくなったら投げてもいいので」
「あ、いや………」
笑って話すまだらを皆が越して歩いていく。
俺はまだらの頭を乱暴に撫でて手を引っ張った。
「ありがとな」
フードを慌てて直すまだらは、静かに笑った。