腹から叫べ!
「よし、じゃあジュース買ってこい!」
ナインが腰に手を当てて言った。
「はあ?」
「ナイン君、黙っていようね。」
「ふぐ!」
カノはナインの口をふさぐ。
「だったらさ、インターハイ行ってよ。」
「は!?」
「俺もともと泳ぐの好きじゃなかったんだけど、転校して九条の泳ぎ見たらカッコイイな、て思ってさ、スイミングスクールに通うつもりなかったのに、いつのまにか水泳が好きになってた。」
「なんだよそれ…。」
「だからインターハイ行って、全国でその泳ぎ見せてきてよ。」
「え、無…「約束だからな!破ったら針千本飲ますぞ!」
「うっ…わかったよ。約束な。」
「おう!」