先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「だって、高橋って言ってんじゃん、このおねーちゃんも」
う、と思う。
そして辿るのは、
高橋があたしに対して呼び方を指摘してきた時のこと。
あたしの真似して小さい子に呼び捨てにされるって言ってたな。
……なるほど。
「ふっ……」
高橋の半分の半分も生きてるか生きてないか分からないような子にまで呼び捨てって……
おかしくなって笑ってしまえば、聞こえたのか高橋がコチラを振り返る。
まるで、あたしが原因だぞって言いたそうな目で。
さすがにかわいそうか。
……仕方ないなぁ。ちょっと手伝ってあげよう。
静かに息を吐き出して、あたしもしゃがみ込んで、高橋と同じように視線をその子の高さへと。
「あたし、ちゃんと高橋先生って呼んでるよ?」
ニッコリ笑って言えば、キョトンとしたままあたしを見つめた。
「高橋って呼んでたでしょ?」
「前はね?でも、そんなこと言ってたら病気、いつまで経っても治らないって気付いたの。
ちゃんとしてたら、先生があたしの病気治してくれたんだよ」
ゆっくりと話してあげれば、ぱあっと輝くように表情が変わる。
「ほんとに?おねーちゃん、病気治ったの?」
「うん。治ったんだよ!だからね、もうお外で遊べるし、甘ーい食べ物も食べれるようになったんだよ!……ですよね、先生」
高橋の方を見れば、黙って聞いていた高橋も微笑んで頷く。
「わあぁ…」
「だからね、病気を早く治したかったら、病気を治してくれる先生にそんな言い方してちゃダメだよ」
……自分が言えることじゃないけど、ね。
だけど、純粋な子供には効き目があったようで。