先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「………」
「僕のような考えの人だって外に出ればいっぱいいる」
「……違う」
首を振って否定するけれど、きっと高橋には届いてない。
「病気になって、臆病になって、だから全部知ってる僕を好きになってくれてるんじゃない?まだ気付いてない、だけで」
「違う!そんなこと……!」
どうしてそんなことを言うの?まるであたしの気持ちを否定するようなことを。
「広い世界を見てみれば、変わることだっていっぱいありますよ。冷静になって気付くんですよ。こんなおじさん、よりも素敵な人がいっぱいいるってことに」
どうして笑ってそんなことが言えるの?
笑って言う高橋の代わりに、あたしの心がボロボロになっていく気がする。
ぽろっと、我慢できなかった涙が頬に当たって下に落ちて行ったのが分かった。
変な、解釈しかできない。
何で、どうして。
そんなこと言うの?
そんな言葉ばっかりがぐるぐる渦巻いて。
心の中で思った解釈を、一度、脳内で言ってみれば、ズキン。
また、胸が痛む。
あたしのことを考えてくれているように言ってくれるけれど。
きっとそれもあるとは思うけれど…。
他の人にあたしを任せるようなこと言って。
―――きっと、ずっと気になっていたこのことを口に出して高橋に聞いてみたら、もっとこの痛みは増すかな。
「……やっぱり嫌になった?」