先生との恋☆Second・Story☆完結☆



「……秋不足」


そういって、

チョコレートの味だけじゃなくて。


この愛しいよって想いも共有したくてあたしから高橋に口づけた。


開けてくれていた隙間に舌を差し込めば、絡められて。


幸せすぎて心臓が止まってしまうんじゃないかなって思うくらい胸が高まって。

あたしから仕掛けたはずなのに、いつの間にか受け身になってしまって。


何度か繰り返されたあと、力が抜ける。


くたりと座り込む。

胸に倒れこめば、クスクス笑う高橋の声が聞こえてきて。

「……可愛すぎ」

「……重くない?」

完全に体重をかけてしまってるから、気になって声をかける。


「全然。大丈夫だよ」


そう言って、後ろ髪を梳かれる。


「……辛くない?」


起きてるの。そう聞けば、んーと声を出す高橋。

「体は辛いかもしれないけど、でも、心はとても幸せかな」


そんなこと言うから。またキスしたくなる。





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