愛ガ降る

閉ざされた未来




「アズ、今日も大概といつもの場所で会うんでしょ。途中まで一緒に帰ろう。」



放課後になるとユウちゃんがいつものように声を掛けてきた。



「うん。
…実は、タケルが最近、車買ったんだ。」



「えっ~!ホントにっ!
…あっ、もしかして今日は車でお迎えなの!?」



「…そうなんだ。」



ユウちゃんは少し照れながら嬉しそうに話した。



「ユウちゃん凄く幸せそうだね。」



「アズだって!」



2人でお互いの事を笑い合いながら、階段を降り昇降口へと向かった。



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