愛ガ降る



お弁当は2人でちょうどの量だったので、あっという間に完食した。



「ご馳走さまっ、すごく美味しかったよ!」



大概くんはお弁当を食べ終わるとそのまま芝生に横になった。



「いい天気。あったかくて気持ちいいなぁ。
横にはあずがいるし。」



照れもなくそう言ってあたしを真っ直ぐに見つめる大概くんに、相変わらず胸が打たれる。



「っ大概くん!
そういえば、今日部活は?」



みるみる赤くなっていく自分の顔を隠すために、つい思いついた事を言った。



「今日は休んだ。」



何気に言った大概くんのその答えに、違和感を感じた。



なぜならあたしが知っている限り、大概くんが部活を休むことは今まで一度もなかったからだ。



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