愛ガ降る



「部活、休んでも大丈夫だったの…?」



「まぁ、顧問の先生に言った時は驚かれたけど、試合もないし今日1日だけは休ませてもらった。」



「あたしの為に休んでくれたんだ…。」



「違うよっ!
今日は俺があずと一緒に過ごしたかったんだよ。」



そう話した大概くんは、芝生に横になったままあたしに笑いかけた。



「…大概くんの夢って何っ?
やっぱりサッカー選手とかかな?」



大概くんは何かを思い出したかのように、少し空を眺めながら答えた。



「俺の夢は、…消防士。」



それは全く予想していなかった意外な答えだった。



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