はうす~Love HOUSE Life~
部屋に戻って制服に着替えた。
鏡で全身を見てみると、
「やっぱりかわいい!!」
似合ってるかどうかは別としてね…。
これは悲しくなるから口に出さないでおこう…。
そんなむなしいことを考えていると、部屋の入り口から声が聞こえた。
「いつまで自分の制服姿眺めてんの?」
………こいつしかいないか、南!!
南は、私の部屋のドアに寄りかかってこっちを見ていた。
「ちょっと!乙女の部屋をノックもなしに覗かないでくれる?!この変態!!」
私が興奮気味に言うと、
南はクールな顔をして、
「誰が乙女だよ。見せるもんもねーくせに。」
と言った。
っくー!ちょっとカッコいいからって調子に乗るんじゃねー!!
ってか、ん?ちょっと待てよ?
こいつ今、「見せるもんもねー」って言ったよね?
「南、いつから見てたの?」
「んー、さっき。」
さっきじゃわかんねーよ!
「私が何してる時から見てた?」
「あぁ…パジャマ脱いでる時。」
……パジャマヌイデルトキ?
と、いうことは………
「わっ私の下着見た?!」
「まぁ、脱いだら見えるよな。ふーん、ピンクねぇ。俺は黒が好みだな。」
と言って、リビングの方へ行ってしまった。
見られた……。
「サイッテー!!!」
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