はうす~Love HOUSE Life~
「千景ちゃん、茄埜ちゃん!早く行こー!!」
そう言って元気にこちらにやって来たのは、言うまでもなくはるかちゃん。
うーん、元気だなぁ…(しみじみ)
「はるか、ちょっと落ち着こうよ。」
困り顔ではるかちゃんを落ち着かせてるのは、言うまでもなく理紗子ちゃん。
うーん、かわええなぁ…(しみじみ)
「ごめん、私今日パスしていいかな?勉強したいし…。」
……へっ?勉強?!
ま…ま…
「真面目ーっ!」
先に言われたー!はるかちゃん、早し。
「茄埜ちゃんを見習わなきゃね。私もパスしよっかな。」
「「えーっ!理紗子(ちゃん)まで!!」」
あ、カブった。
はるかちゃん、同じ匂いがするよ!
そう思って、私ははるかちゃんに向かって右手の親指をグッと立てた。
「4人中2人いないんじゃ意味ないじゃーん…。」
はるかちゃん…、私は君と2人でも全然OKだよ!
なぜなら、同じ匂いがするから!
……ん?なんか忘れてるような気が…。
あっ!夜ご飯の買い物しなきゃ!!
冷蔵庫ツナ缶しかなかったんだよなぁ…。(←何故。)
「はるかちゃん、ごめん…。私も夜ご飯の買い物しないと…。」
ほんとごめんなさい。(泣)
殴ってくれてもいいです。ウソです。痛いのキライです。でもごめんなさい。
「えーっ、もっと意味ないよー!ってかもはや意味ないよー!!」
はるかちゃんは泣きそうな顔になっている。
そんな大げさな…。
「っていうかさ…」
ん?茄埜ちゃん、どした??
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