no drug no future
17章 疑問
DJ活動に夢中になっていると夏になっていた。

癒真くんと迎える二度目の夏。

今年の夏はかなりアングラになりそうな予感・・・。


癒真くんと敬ちゃんと三人で住んでいた家・・・。

やはりカップル+友達一人という同棲生活は色々と不便だった。

三人で話し合った結果みんなこの家から出ることに決まった。

短かったけど少なくても私にとっては濃く楽しい日々には変わりなかった。

家が広いから共通の友達を呼んでドラックパーティー。

クラブのアフターにみんなを家に呼んでチルったり。

気心知れた仲間が自然と集まるアジトみたいなウチがすごく心地よかった。

きっと一生忘れる事の無い同棲生活だろう。


そして私は癒真くんとすぐに二人暮らしの家を探し、引っ越した。

敬ちゃんもバンドマンっていうブランドを有効活用し、すぐにバンギャの家に転がり込んだ。

そして私たちらしい奇妙な同棲生活は一年弱で終止符を打った。

帰る場所は違くても、敬ちゃんとは仲良くつるんだ。
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