no drug no future
そしてDJ活動の方は、増えていった。

でもプライベートでのクラブにも頻繁に行き、遊んでいた・・・。

自分たちの出番が終われば直ぐに薬を入れて踊り狂った。

DJは好きだけどやっぱり客の方が気が楽でいいなぁ〜。なんて思う日もあった。

DJをやっていると何かと面倒な事もあった。

どこのイベントに行っても最低10人は知り合いがいる・・・。

私達Eyesは徐々に、DJとして顔が広くなり、知名度があがってきた。

だから箱などで遊んでいるときに、あからさまに薬をやっている状態だと悪い噂が広まる。

酒だってそうだ。

昏睡したり、騒ぎまくったりしないように、いつでも理性を保っていた。

前までは好き勝手暴れていたのに今は、プライドと人目が気になってできなくなった。

ちょっとつまらない・・・。

でもそうなってからクラブに行く回数は減らないものの、薬の量は少し減った。

正確にいえば、薬をするお金をDJ関連に回していたから使えなかった。

自分たちのCDJも友人から安く譲ってもらい揃えた。

DJを始める前からサイケのイベントの出入りが激しかったし、Looseで働いていたから横繋がりが強かった。

そんな私達はDJのオファーには困らなかった。

逆に大したテクニックも無いのに出演だけが先走っていった。
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