no drug no future
そして、とうとう救急車を呼んだ。

なかなか受け入れしてくれる病院がなく、たらい回しにさせられた。

仕方がない、もっと重病人がいっぱいいるのだから。

薬中を相手にするほど病院は暇じゃない。

こんな自分の欲望だけで身体を壊した人間なんて厄介なだけだろう。

それでも心配してくれる優しい看護士の人。

ココロが折れそうになった。

『どうしよもない人間のクズでごめんなさい・・・。』

深く深く反省していた。


よく、ジャンキーは言う。

『なんで薬が違法なの?他人に迷惑かけていないんだからいいじゃん!』

いや、結局どんな形であってもかけている。

気がつかないだけ。

気がつかないようにしているだけ・・・。
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