no drug no future

そしてある日、いつものようにバイトを終えると、Psyjoに事務所に来いと呼ばれた。

「失礼しまーす!」

私たちは事務所のソファーに通された。

なんだかいつもと違う雰囲気・・・。

重いっていうのかな?どんよりしていた。


Psyjo
「二人に話しておかなきゃいけないことがあってね・・・」

改まって話なんてなんだろう・・・

まさかクビ?

動悸が早くなる。

気分が悪くなり、早く結論が聞きたくなり焦った。


「もしかしてクビとかですかね?(笑)」

Psyjo
「いや、そうじゃないんだ・・・俺ね、もう終わるの。」

えっ?

Psyjoは話を続けた。

Psyjo
「もうすぐ捕まる。早くて今、遅くても1ヶ月以内にはね。(笑)」

癒真
「えっ?話が見えないんですけど、どういうことっすか?」

Psyjoの話を聞くとこうだった。

Psyjoは大量のシ◯ブなどの高額薬物の流通をしていた。

しかも海外の組織の連中とも、かなり深く交流があるらしい。

Psyjoが麻薬組織の中で、上のポジションってことが、話を聞いていくうちに分かった。

簡潔にまとめると、ザコ(組織の底辺の奴)がヘマうって足がついたらしい。

イモヅル式でどんどんパクられ、とうとうPsyjoという存在がマークされた。

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