no drug no future
私たちは次の日からLooseを辞めた。

そしてLooseも閉店した。

どうしよもない箱だったけど、思い出はたくさん詰まっていた。

DJを教えてもらったり、サイケ界の繋がりや友達が沢山できた場所。

そしてDJデビューした箱。

何より癒真くんとずっと一緒に頑張ってみてきた場所。

そこはどこよりも代え難い私たちの基地だった。



Psyjoはあの話をしてから1週間後くらいに捕まったらしい。


薬で瞳がキラキラしているPsyjo


たまにお姉言葉が混じるPsyjo


誰よりも狂音を愛するPsyjo


そんな彼が消えた。



私のココロには深く小さな傷ができた。



総合的に言ったら悪魔で、一般人からみたら人間のクズ 


そんな”Psyjo”・・・


それでも私は彼が好きだ。


それが例え悪魔でもね・・・


短い間だったけれど、濃い人だった。



サヨナラ


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