no drug no future
4時間ほどでミーティングは終わり家に戻った。

癒真
「今日はついてきてくれてありがとうねっ!あと、衣装の事も!!」


「癒真くんのそばにいたかっただけだから。ってかさぁ・・・」

私は自分の中で思った不安を癒真くんに話した。

癒真
「う〜ん。でもさ、メイくんは俺らなら兄弟みたいに仲良くなれるって言ってくれたしさ♪だから大丈夫だと思うんだ!!」

その『兄弟』ってのが引っかかるんだよな・・・

”上下関係”とか”兄弟は仲悪い”みたいなワードが私の頭を過る。


それにしても、私ってなんでこんなに人を信用できなくなっちゃったのだろう。

ドラッグでやられた私の頭は、勘ぐりから起きる人間不信みたいなものにもなっていた。

そんな自分を代えるためにも、メイくんを信用してみる事にした。


「そうだよね!勘ぐってごめん・・・。頑張ってみなよ!私も応援するし、出来る事は手伝うからさ!!」

癒真
「ありがと〜!!麗華ちゃん大好きだよ!俺もバンド以外では麗華ちゃんに尽くすから〜(笑)」

抱きついてきてそう言った。


可愛いな。


私も大好きだよ。
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