no drug no future
タイミングよく、知り合いが仕事の話を持ちかけてきた。

Psyjyo(サイジョウ)という中年のDJと、オーガナイザーをしている男だ。

私達はPsyjyoの回す音が好きだった。

Psyjyoが回すイベントには必ず行ったし、回し終わったら自ら話しかけたりしていた。

そのうちに顔を覚えられ、お酒を奢ってくれたり、ネタをくれたりと、可愛がってもらえるようになっていた。

最近は、回し終わったら必ずVIPルームに呼ばれ、癒真くんと私もオーガナイザーや出演DJに混じり、ドラッグパーティーに参加させてもらっていた。

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