=キング of ビースト=3



ゆっくり歩き出した夜琉。
それにつられて歩き出した私。


背後で芯さんの乗った車が走り去ったのがわかった。



5分程歩いて倉庫の入り口に着いた。


そして、夜琉が


「…ーお帰り、由莉。」


そう微かに呟いたのが聞こえ、倉庫に足を踏み入れた。



そこにわ那龍の面子が沢山いて、私達を見るとかなり驚いた表情をしていた。



だけど、侑が


「由莉さんっ!!夜琉さんっ…!!」


そう叫んだ時、みんなの顔が輝かしいモノとなったーー…




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