=キング of ビースト=3
それから2人で色々な事について話していて、沢山笑った。
夕日が傾き始める頃まで語っていて、話題が尽きる事はなかったが、話しが終わったのは幹部部屋に璃玖と夜琉が戻って来た時だった。
2人は深刻な顔つきで真面目な話しをしながら入ってきた。
だけど俺達の姿を捕らえるとパッと話しを止めた。
「こんにちは、由莉ちゃん。紅雨と2人で暇だったでしょう?」
「ふふっ、本当に暇だったから♪璃玖も居ればよかったのに。」
「ゆうゆうっ!!璃玖も下らない事言わないでよ!!」
そう言って怒る俺をしり目に、ゆうゆうと璃玖は笑っていて。
夜琉にいたってはー-ー……
「由莉?」
「何?」
「何もなかったか?」
「うん、大丈夫だった。夜琉は?」
「大した事はない。」
「そう?」
「ああー…。」
とあまぁい会話をした後にゆうゆうの座っている2人掛け用のソファー腰掛け、腰に手を回していた。