青春スパイ大作戦【短編集】


そんなオレの執念に神が敬服したのか、その瞬間は訪れた。

うっすらと晴れた湯けむり。そこには、明らかに女性の肌と思われる肌色の四肢が。

オレは、マジックアイの出力を最大限に上げ、そこを注視する。


そして、そこには、間違いなく一糸まとわぬ女体が姿を現した。


オレは思わず声を上げそうになった。


 お婆ちゃんやった。

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