本の姫君と童話の王子様。
そして…僕にも忘れられない、今も支えられている物語があるから。

本は何回も繰り返して読んだせいでボロボロだけど、中身は色あせることなくしっかりとカタチを保っている。

たぶん、今の僕を形作るものの半分以上を占めるとある童話。


その本を買ってもらったのはいつだったか。

たしか、母さんが気まぐれで買ってくれた1冊の本。
その時まで何かを欲しいと言ったことがなかった僕が初めて欲しがったモノ。

作者は麻井つくひと。

題名は……
< 6 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop