ご主人様はペット様
ちぇ、つまんないの。と軽く呟いた。
そんなことをしているうちに、家に着いた。
「家着いちゃった。どうする、寄ってく?」
「え、親は…」
「大丈夫。リリちゃんしかいないから」
リリちゃんも親が共働きで、私の家に7時までいる。
部活帰りの私たちは、6時30分に学校を出てきたから今は45分ぐらいだ。
だから、リリちゃんもスグ帰る。
「…リリ?…んじゃあ、上がらせてもらいます」
「どうぞです」
私は鍵を開けて、中に入ってゆく。
そして、後ろから小池も着いてくる。