今日から交換日記を始めました‼
あんなに嫌だった交換日記を夢中で書いた。




この仲間でいたら、高校もきっと楽しくなる。




中学時代もただ勉強に励んだ。




琉太も昴も同じ中学だったが、さほど仲良かったわけではない。




高校で一緒になり、たまたま宿泊訓練で同じ班になった。




そこにいたのが華耶と珠実、見た目対象的な女の子。




肝だめしで泣くのは、珠実だと思っていたのに、




ずっと泣いていたのは華耶。




暗闇が苦手らしい。




琉太はそんな華耶の手を握って、「大丈夫だからな。

俺がずっと一緒にいてやるから安心しろ。」




あれはまるで告白してるみたいで可笑しかった。




華耶は全く気付いていない。



琉太が哀れに思えた。




琉太頑張れよ。




おまえの恋を応援してやる。










< 45 / 267 >

この作品をシェア

pagetop