千恋 第2部


「やばい、やばい、やばい、やばい……」


呪文のように呟きながら制服を着る。



初日から遅刻ってどーなのっ?

でも逆によくない?

って!

いいわけあるかぁ!!







「唯、ご飯は?」



「いらないっ!」



もちろん、ご飯を食べる余裕なんてなく、急いで支度をして家を出た。


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