恋形
羽流は去っていく紀子を応援するような眼差しで見つめていた
見えなくなると
次郎が隠れているところに戻っていった
次郎「ありがとうございました
本当にありがとうございました」
次郎は羽流に感謝して頭を下げている
羽流「いえ!!やめてくださいよ!!手紙を渡しただけですし
それに…僕も、僕もあなたの気持ちがわりますから」
次郎「ありがとうございます」
羽流「彼女は幸せになりますよ!あなたの思いも伝わったでしょうし」
次郎「紀子はプロポーズをされるんですね‥」
羽流「えぇ〜‥」
次郎「見に…いきませんか…?」
羽流「えっ?」
次郎の突然な言葉に羽流は自分の耳を疑った
羽流「見にいく??」
次郎「はい。見にいきましょう!!
いいえ!!一緒に見届けてもらえませんか?」
羽流「いや…でも…」
次郎「おねがいします」
次郎の必死さと
羽流自身もここまで来たから彼女の幸せを見たいという思いがあったのか
次郎の願いを聞き入れた
羽流「わかりました」
次郎「ありがとうございます!!それでは!!」
そういって次郎は
再び目を閉じて眉間にシワをよせた