恋形

亜紀「あの指輪を見て、お母さんって」

それを聞いた園長は、うすく笑い言った

「亜紀さん、でしたよね?」

亜紀「はっはい!!」

園長「亜紀さんには話したほうがよさそうね」

亜紀は
不思議そうな顔をして園長を見ている
園長は
そんな亜紀の顔を見ながら言った

「亜紀さんなら、やさしそうだから、あの子の気持ちも、きっと、わかってくれるだろうから、お話するわ」

亜紀は
黙ってきいている

園長「あの子…咲季ちゃんが、この施設に来たのは今から2年前になるの
あの子の両親と私は昔からの友人でね」

窓の向こうで遊んでいる咲季を見つめていた園長は
ゆっくりと亜紀のほうを見て
自分のイスに座り話を続けた
亜紀の真剣な顔で聞いている
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