【完】ポケット-幼なじみ-




でも…本当は普通なんかじゃなかったんだ―…。





さっきの笑顔が千夏の
「SOSのサイン」だったんだ。






ずっと一緒にいたのに

気付いてあげられなかった。




私は自分のことしか見てなくて

周りなんか全然目に入ってなくて



 …………大切な人の、




 悩みさえも気が付いて





 あげられなかったんだ………。






あの時、一番に様子がおかしかったのはあなただったのに、ずっと一緒にいたのに…気が付かなかった。








ねぇ、あの時あなたは





どんな気持ちで空を見てたのかな?






……………………千夏---。
< 25 / 318 >

この作品をシェア

pagetop